FAIRY TALES

雨に濡れた 窓ガラスの影に
どこか寒い あなたの瞳が 滲む
今夜は ララバイがわりに お伽話
あなたが もう一度 夢をみてくれると いいな

昨日私が 青空を 翔んだ時に
人間雲で あなたの似顔絵 描いたの……
悲しいなら わがままに 飛んでもいいわ
私の小さな空を

すべてなんて あげられないけれど
すべてなんて あげられないけれど
私だけの 何かなら あげる
都会のジャングルには もう 滅びかけた
夢という 幻の蝶を追い続けていてね

明日私が 光るさざ波に なれば
あなたに似てる 飛び魚と恋をするの
夜明けまでは 泣きながら 泳いでいいわ
私の小さな海へ

いつか私が 宇宙と重なりあえば
時の魔術も 解いて あげられるけれど…
一瞬なら やすらぎに 包んであげる
私の小さな愛で

すべてなんて あげられないけれど
私だけの 何かならあげる…
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