椿

これは只の恋の話

“さようなら”何度も言えずに仕舞った
全て独り言 心の出来事
只の想い

空腹の恋は知らん顔で君が
何十回と埋めていくから
くるくる今も回って消えず
胸を掻き毟るの

『只の男 只の女』
言葉に代えれば12文字の距離
『只の二人』

一緒に居るならいつでも死ねると
一緒じゃなけりゃ生きれないのに
ふとしたときに近くにいるから
隠れて見てるから

空腹の恋は知らん顔で君が
何百回と埋めていくだろう

毎日覗くその横顔が
他の誰かの物としても
ふとしたときに近くに居るから
隠れて見てるから
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