ゼンマイ式の心臓が 華奢な僕に話す
「一体何になりたくて 一体何をしたいんだ」

人並みの幸福と 人並みの不幸せ
人並みの痛み悩み 叫んだ声も人並み

残響に呑まれる声

けらけらと僕らは もがくアイツを笑ってら
卑怯な面して ○か×かを楽しそうに口ずさんだ

瞬間的なさざめきや 一瞬の胸の震え
ふっと僕に訪れる 正体不明の何か

充実を欲しがる声

ざわざわと心が 悶えて揺れて吐き出しそうだ
現実の僕は 罪か罰か教えてくれ 狂いそうだ

言葉にも何にもなれない思いは 痛みを込めて 救い求めて
幾千の夜明けには答えがあるのか 教えてよ

じわじわと心が 熱を帯びたらその時だ
言いたい奴らは 勝手気儘に阿呆面下げ
言わせておけ

けらけらと誰かが もがく僕らを笑ったら
答えは目の前 ○か×かはどうでもいい さあ笑い飛ばせ
×