なみだの操

あなたのために 守り通した女の操(みさお)
今さら人に 捧げられないわ
あなたの決して お邪魔はしないから
おそばに置いて ほしいのよ
お別れするより 死にたいわ
女だから

あなたの匂い 肌に沁みつく女の操
棄(す)てられたあと 暮らしてゆけない
私に悪いところが あるのなら
教えてきっと 直すから
恨みはしません この恋を
女だから

あなたにだけは 分かるはずなの女の操
汚(よご)れを知らぬ 乙女になれたら
誰にも心変りは あるけれど
あなたを 疑いたくない
泣かずに待ちます いつまでも
女だから
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