裏町みれん

淋しがり屋の悲しさ辛さを
酒で紛らし生きてる俺さ
雨よ流しておくれよ心の傷あと
ため息洩らせばネオン泣いてる
酔えば聞こえる
あの娘の声が

いつの間にやら季節は過ぎ行き
愛を語れば散りゆく花も
俺を泣かせたあの娘の優しいまごころ
忘れはしないさ可愛い笑顔を
抱いてやりたい
か細い肩を

今日も馴染みの酒場の隅で
呑めばせつない思い出ばかり
呼んでみたって二度とは戻りはしないさ
いまでもこの目に浮かぶ面影
夢遊を爪弾く
裏町流し唄
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