今日限りの恋

胸の底から 思うんだ
お前を幸せにしてやりたいと
明日を持たない
暗黒街に
生きる男にゃ それさえも
見てはいけない夢なのか

愛しけりゃこそなおさらに
お前を巻き添えにしたくはないよ
こんな男が
はじめて知った
女ごころの あたたかさ
なんでそむいて よいものか

逢いに来たんだ 一目だけ
お前と今日かぎり別れるために
情知らずの
この俺にさえ
流す涙が あったのか
じんと瞼があつくなる
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