オオカミ

じっとしていられなくて 夜を抜け出した
早足で坂道を 駆け下りて転んだ

ひとりぼっちで きっと待ってる
寂しがり屋のオオカミ

誰にも言えなかったこと
月の裏でこっそり話した
わたしにはわかるの
ほんとうのあなたが

くるくる宙を舞って 逆さに寝転んだ
あなたの肩車で 星に手が届いた

新しい朝を 運んでくれるの
優しい目の オオカミ

ふたりで眺めた世界は
夜の彼方 ふるさとの空
あなたには見えるの
ほんとうの世界が

一緒に踊ろう ずっと
喜び 悲しみ ぜんぶ ぜんぶ

誰にも言えなかったこと
月の裏でこっそり話した
わたしにはわかるの
ほんとうのあなたが

じっとしていられなくて 夜を抜け出した
毎日会いにいくわ ほんとうのわたしに
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