そしてベルが鳴る

あなたにだけは たよれる私
兄貴のように やさしい人ね
二人でいれば寒い夜さえ
泣かずにすむわ
昨日の事が嘘のようね
友だちにさえ この事は話さずに
秘密のままで あなたに愛されたい
ねえ いいでしょう

灯を消して レコードかけて
あなたの指に 甘えていたの
その時ベルが激しく鳴って
私の夢をたちきるように
ママが来たの
驚くあなた つかないと嘆くのは
もちろん私 あなたにウインクして
ねえ ごめんね

ルル……
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