wagon

君はいつだって笑顔だったなあ
それだっていつまで続くか分からないのに
君はいつだって「今日も有り難う」って
感謝するすべきは僕の方だ

汚れた車のシートに寝転がって
窓を覗けば風景が夢みたくに輝くの
街を彩る匂いも色も声も全部憶えてるよ
こっそりフィルムに切り取って持って帰るの

君が遠くから呼んでいた
あの日の街から声がした
僕らの事を忘れずにいてよ
それから僕らは歩き出した
新しい街へ歩き出した
君が忘れる頃また会いに行くよ
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