血の管

川下の方で光る
水面 ぼんやり見てた
そっと目を閉じてみる
あなたを感じる

彩りを増すばかり
愛しい日の面影
もどかしい程
心に降り積る

柔肌の上に浮かぶ
血の管にくちづけた
あの夜を想いだす
独りを感じる
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