誠~春夏秋冬~

男いのちに 二つなく
思う心に 二つなし
誠尽くして 颯爽(さっそう)と
天の声待つ 冬の季節(とき)

月は空より 湖へ
歌は舟より 天上(あのそら)へ
明日に思いを 注(つ)ぐ酒に
花も散れ散れ 春の宵(よい)

哀れ虚(むな)しき 名を花を
求め争う 人の世の
泥に沈んで 蓮(はす)を掘る
愚情(ぐじょう)嘲(わら)うな 夏の雨

今日は空しく 更けるとも
唄おう男の 純情を
我は我なり 生きてきた
道に悔なし 秋の空
道に悔なし 秋の空
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