Lamp & Stool

ランプを灯せばみんなが手を叩き
言葉に詰まる君を見つめている

あのときもこのときも
はぐらかすのは今日のため
枝を集める鳥のように
部屋を飾って待っていた

ランプを灯そう 光の輪くぐって
心のどっかの嘘つき追い出そう

僕らが座る古びたスツールのように
心のどっかは変わらずにいたいね

サナギの中からもう一度生まれた僕や君
透き通る体を震わせ飛び立とう ランプのもとへ

あの人もこの人も 駆けつけたのは君のため
星座を隠す屋根の下 惹かれ合う僕たちの

ランプを灯そう なんでも聞かせてよ
心のどっかの後悔も勘違いも

ケーキの甘さで思い出す 子供の頃の夢
いつしか僕らが消えても輝く ランプのもとで

ランプを消したらみんなが口閉ざす
なんにも知らない君がやってくるまで

僕らが座る古びたスツールのように
心のどっかは変わらずいたいね
×