薄荷の花

離さないでと 涙にぬれた
顔を埋(うず)めて 泣いてたおまえ
俺が見つけた 寂しい寂しい花を
なんで世間は 無情に散らすのか
グラスの底に 雨が降る

いつかお酒の いらない生活(くらし)
待っていたのか この路地裏で
あの日おまえと 逢わずに逢わずにいたら
つらい別れも 知らずにすんだのに
グラスの酒の ほろ苦さ

逢えてよかった しあわせでした
そんな言葉を 残して消えた
抱いたおまえの 背中の背中の薄さ
薄荷(はっか)みたいな 不幸が匂ってた
グラスの底に 雨が降る
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