夕映えをあなたと

秋の陽射しが 波うつ雲の透き間から
雨あがりの街に さしこんでくる
空をみつめて 駅までつづく並木道
あなたの肩にもたれ ゆっくり歩いていた

あかね色の夕映え こんなに綺麗だったなんて
気づかないまま くらしてた
この街の かたすみで
人とふれあい 心をゆだねることなど
無意味に思ってたの あなたに出逢うまでは

あかね色の夕映え 静かに空へ広がってゆく
少しせつない 心の中に
灯りを ともす様に
埃だらけの 都会のはやさにおわれて
大事なものをいつか 見失っていたの
あなたに出逢うまでは
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