思い出に光る海

明け初める空の彼方に ちりばめられた
懐かしい風の匂いや 波に消えた足跡
眠れぬ夜 辿る記憶
過ぎ去れば 遠い日々

あの夏の日に もう一度戻れたら
輝きに包まれて 蘇る
一瞬に出会えるさ
あの夏の日の 切なさや優しさが
重ることのないまま 思い出に光る海

夕暮れの海はいつでも 心が泣いて
誰もが胸にしまっていた 孤独の紐をたぐる
立ち止まれば 見える景色
忘れてた 遠い日々

あの夏の日に もう一度戻れたら
安らぎに大切な 休息も
愛情も思い出す
あの夏の日の もどかしさや儚さ
終わることのないまま 思い出に光る海

今はここで 眠ればいい
穏やかに 日は昇る

あの夏の日に すべての答えはある
自由という時間と 引き換えに
手に入れた 夢さえも
生きる力を 使い果たせるまでは
終わることのないまま 思い出に光る海

明け初める空の彼方に 永遠…
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