君の酒

都忘れの 一輪ざしが
思いださせる あの笑顔
夜風身に沁む 東京の隅で
面影しのぶ 君の酒

路地で見あげる あの星空は
遠い故郷に 続いてる
うすい口紅 祭りの浴衣
瞼をよぎる 君の酒

夢の儚さ こころの寒さ
男なみだを 噛みしめる
今は帰れぬ あの故郷(まち)だけど
思慕(おもい)は同じ 君の酒
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