リフレイン

静寂を保った水面へと落ちた一雫の衝動。
動き出して、波紋は広がる。

寄せては、そう。返す波音。
永遠のリフレイン。
まだ瞼は閉じて。

失った数だけ僕らは何を産み出せたんだろう。
君の声だけで僕を埋めてほしい。

瞳に映るその全てを今 止める事ができたのなら、
心までも止められるのかな。
時を、そう。刻む秒針。
永遠のリフレイン。
今瞼を開けて。

悲しみの数だけ僕らは何を伝えられただろう。
僕の声君に届け。今だけは。

雨が降り注ぐ中で僕は一人。
涙を隠して歩いた。
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