レモンの飴

やがて雨に変わる曇り空
僕みたいな顔して無理して笑おうとしてる

うらら 冬の終わりレモン味の飴をなめて
甘く切なく君に会いたくなる

ほら なくせない気持ち まだここにあるよ
見つけてほしくて 見つけてほしくなくて
またわからなくなって

いつのまにかこの飴みたいな雪だ
僕は雨みたいな涙を降らして 口すればすっぱくて
心の奥のほう 溶けない願いは
君と同じ味がよかったのになぁ

細い君の声は 色んな音飲み込んで消える
あの時その声が聞こえなかったんだ

震えてかじかんだ手も掴めないままで
何も信じなくて だけど信じて欲しくて
またわからなくなって

僕らみたいな空模様 ひねくれものさ
君はまだ知らないで こんな気持ちは 胸の奥がすっぱいや
聞こえないふりして 噛み砕いた願いは
今の僕なら言えたのかな
言えないかな 君は困るかな
言えやしないだろうな

誰もいない場所で 誰も知らない気持ちを叫んでみたいな

ほんとのほんとは君に溶けていたいんだ
甘くて切ないこの飴みたいに

この雪のように
甘くて切なくて
忘れたいのに忘れたいのに
思い出してしまうのは
この飴のせい?この雪のせい?あなたのせい?
僕のせい?
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