bananafish story

東京の街 憧れてた生活に慣れたって
こんなはずだったっけ
センター街 吸い込まれていく
肥大した欲望に魚は群がって
愛憎劇にもなりはしない 僕たちの群像に
ディストーション足すように
政治家はよだれにまみれた
拡声器で幸福を約束してくれるよ

ヘッドフォンで耳塞いだって聞こえた
うるさいな うるせえな
期待したってどうせ裏切られる
本当は呼吸困難で溺れそう
助けてよ 助けてよ
行く宛のない僕たちを
ああ バナナフィッシュは泳いでる
何も知らずに

18で失くした彼女は
身体を売ったって別に病まないようで
人生の価値を決めるなら
3万じゃ高いなってなんとなく知っていた

浴槽で死んだふりして探した
生きる意味 生きる価値
痛みだけが知っている気がして
もったいぶって股開いたって眠いだけ
ANNA SUI も Vivienne も
本当は欲しくも無いのに
ああ 馬鹿みたいだな
少しだけ満たされたんだ

ヘッドフォンで耳塞いだって聞こえた
うるさいな うるせえな
期待したってどうせ裏切られる
本当は呼吸困難で溺れそう
助けてよ 助けてよ
行く宛のない僕たちを
ああ バナナフィッシュは泳いでる
何も知らずに
×