変わらない場所

迷いなく凛とした、みんなの顔が浮かぶ
あのころ、形は違えどそれぞれ希望に満ちていた
草木は芽吹き、夏には育ち、冬には枯れ、春また芽吹く
こうして、いつの間に俺たち、少し年を重ねてたんだ

目の前の海がにじむ
「サヨナラ」の文字が揺れる
不幸だなんて自分の身の上を嘆いたりしないけど
悩んだりしてきた 傷付いたりもした
許されるなら、少しだけ泣ける時間をくれないか

微妙なバランスを取りながら
何とか、ここまでやってきたんじゃないか
どうしようもなく悲しく、さびしく、切ない、そんなときは
いつでもここに来てもいいよ
待っているから

たとえ世界がどれだけ変わっても
希望を抱く力が無くなっても
絶望の夕暮れに頬が染まっても
この星でただ一つ、そう、変わらない場所

Lalala Lalalalala...
大丈夫、いつまでも、そう、ここにいるよ

いつか人は別れる 物は壊れる 炎は消える
だから人は永遠というものに、強く憧れる
でも考えてみて 永遠も、みんなと同じ世界で 延々と
ただ一瞬 一瞬、一秒 一秒、その連続にすぎないから

たとえるなら海のように
たとえるなら空のように
寄り添うことに意味があるなら、それで十分じゃないかい?なぁ
格好もつけてきた 失敗もしてきた
でも一緒でよかったと思うからこうして、ここにいるんだ

曖昧なニュアンスを察しながら
励まし、助け合って生きてきたんだ
どうしようもなく歯がゆく、悔しく、泣きたい、そんなときは
想いのたけをぶつけてもいい
受け止めるよ

たとえ未来が理想と違っても
遥か高い壁が立ちふさがっても
いつしか大切な何かを失っても
この星でただ一つ、そう、変わらない場所

蒼く澄んだ海の色は
蒼く澄んだ空を映してる
俺たちのココロにも、きっと同じ蒼が映ってる
響かせようか、アルペジオ
限りある未来でキミを
永遠と同じだけ待っているよ

たとえ世界がどれだけ変わっても
希望を抱く力が無くなっても
絶望の夕暮れに頬が染まっても
この星でただ一つ、そう、変わらない場所

歌え
Lalala Lalalalala...
大丈夫、いつまでも、そう、ここにいるよ
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