そんな君が好きだった

素直な気持ちを まっすぐ言えずに
怒ってる顔をしたね
そっと差し出した 安物の指輪
はめるとき ふるえた指

優しさにも 鈍いふりする
そんな君が好きだったよ

またあの頃に出逢いたい
君の不器用な生きかた
涙さえも
いまあの頃に逢えるなら
今度こそきっと
うけとめられるだろうか

仕事に追われる 忙しさのなか
逢える日も少なくなり
君の淋しさを 見過ごしていたね
なぜ何も責めなかった

泣きたいほど 笑ってしまう
そんな君が好きだったよ

またあの頃に出逢いたい
後悔だけが 心を
よぎるけれど
もうあの頃に出逢えない
ここから見える
夕陽は変わらないのに

またあの頃に出逢いたい
君の不器用な生きかた
涙さえも
いまあの頃に逢えるなら
今度こそきっと
うけとめられる この手で
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