昨日よ

我らは心安らかに歩みて ふたりきりだと信じ合った ああ
ふたりは新緑の中を歩んでた 定めは違ってた 昨日よ
誠に気持のいい眺めさ それゆえ生きてる 美しい部分が
フイに麻痺して感激をもつきおとす 共に失う昨日
魅力的な昨日 昨日 昨日のふたり

過去はいっさいを美しくしてしまうなら

生きてるもっとも美しい瞬間(とき)が

過去にあるなら…
夏の日の夜 春の新緑の季節を…
ふたり感じ合ってた日々 心の幸をここにして 覚ゆるこの全ての静寂に

実(げ)に楽しき 限りなく限りなく ああ昨日よ
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