鼓動、千々に

新しい靴 汚さないように 歩いてきたんだ
足跡ばかり 気にしていたよ 自分が消えないように

心迷路 選ばなかった道
何処に続いてたかはもう 確かめなくていい

鼓動、千々に鳴り響く
つまらぬ時代と嘆く声にもう惑わされずに
僕が僕である証に
靴飛ばし 空に消そう
あした天気になあれ

奇麗なはずの 名も無き花に 気づかない振りして
響く足音 追われるように 急いで通り過ぎた

狭い路地で ふと立ち止まったのは
水たまりに無表情な 僕が映ったから

涙、泡沫に消える
思い通りに生きれなくて傷ついてばかりでも
心、痛み、感じながら
僕らしく 歩いてこう
あした天気になあれ

現在(いま)の自分も信じて
ほどけた靴紐 結び直すように

鼓動、千々に鳴り響く
つまらぬ時代と嘆く声にもう惑わされずに
僕が僕である証に
靴飛ばし 空に消そう
あした天気になあれ
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