やさしい place

やさしい place
なぜか落ち着くこの場所
辛いことがあると
一人で来てしまうの
いつも
やさしい place

コンクリの街の
その片隅
一本の木がある
青い空 指差してるような
存在

陽の当らないビルの裏側で
誰かが足を止めることもなく
時の流れに忘れ去られてる


人は生まれ 立って歩き
やがて転び 痛み知って
立ち上がる度 臆病になる
じっとしていたい

Healing place
なぜか涙が溢れる
感情の袋が もう破けてしまった
不意に
Healing place
今 木の幹に触れたら
ゆっくり息を吸って
ゆっくり息を吐こう
楽になる

北風の中で
葉を落とさず
生きている木がある
悲しみの雨に降られたって
自然体

いいことばかりじゃない人生で
何かのせいにするわけでもなく
与えられた運命に根を張る
強さ

私たちは何に迷い
何に怒(いか)り 何に嘆く?
傷つくことに慣れてしまった
だから目を閉じる

やさしい place
折れた心と寄り添い
変わらない景色が そう抱きしめてくれる
そっと
やさしい place
ただ 木の枝に包まれ
しばらく そばにいよう
しばらく ここにいよう
温もりよ

Healing place
なぜか涙が溢れる
感情の袋が もう破けてしまった
不意に
Healing place
今 木の幹に触れたら
ゆっくり息を吸って
ゆっくり息を吐こう
楽になる
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