Lotus

渇いた夜空 こぼれる静寂
古諺の理 月の優しさに誘われ
眠りに落ちた 水面に浮かぶ世界(いま)
夜明けを待つように 風が撫でていく

いまを生きていく なんて遠すぎて
悲しみはまだ幾重にも刹那
咲いては眠るように 睡蓮まるで
花びらを合わせて祈ってる

雲渡る季節(とき) 消えゆく足跡
あの時の秘密 思い置き忘れたまま
迷路のように入り組んだ万華鏡
鼓動が教える 愛されてたこと

いまを生きていく なんて遠すぎて
呼び止める声 追憶の欠片
咲いては眠る睡蓮に『なぜ』と
いまも君が 現(ここ)にいるようで

いまを生きていく なんて遠すぎて
悲しみはまだ幾重にも刹那
水面に寄り添う 睡蓮まるで
花びらを合わせて祈ってる
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