ウラルのグミの木

川面しずかに 歌流れ
ゆうべの道を 一人ゆけば
遠く走る 汽車の窓ひかる
若者の待つ グミはゆれる
まき毛のグミよ 白い花よ
グミよなぜ うなだれる

つるの歌に 秋は去り
霜は大地を 白く包む
いとしい人よ 今どこに
帰らぬ人よ 君はいずこ
グミよグミよ 白い花よ
告げど我に いとしい人
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