ひとり流浪

はぐれ枯れ葉が しぐれに濡れて
西へ東へ ひとり旅
待っていてくれ 無くした夢を
きっとこの手で つかむから
男ごころに 明日がある

今のまんまの あなたが好きと
そっとつぶやき 涙ぐむ
細いうなじを 震える肩を
抱いてやりたい 泣くなよと
お前やさしい 白椿

酒のグラスに 夕日が沈む
名もない港の 縄のれん
遠い霧笛が せかせるけれど
帰れないのさ このままじゃ
ひとり流浪(さすらい) 北の果て…
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