冬紅葉

くちべに色(いろ)した 秋(あき)が去(ゆ)く
紅葉(もみじ)の径(みち)は 現在(いま)どのあたり
理由(わけ)ありの 理由ありの 旅(たび)に出ているけれど
お前(まえ)のことは お前のことは 忘(わす)れない
風に揺(ゆ)れてる やさしい笑顔(えがお)

月日(つきひ)の歩(あゆ)みの もどかしさ
みちのく独(ひと)り 男の旅路(たびじ)
ためいきの ためいきの 数(かず)の向(む)こうに見える
紅葉(もみじ)の里(さと)の 紅葉の里の 遠(とお)あかり
帰りたいのさ お前の胸に

このまま心(こころ)が 錆(さ)びついて
お前に逢(あ)えぬ 夢見て泣いた
しあわせは しあわせは 人(ひと)のぬくもりだよと
いまさら知(し)った いまさら知った 旅(たび)の空(そら)
耐(た)えて待(ま)つのさ ああ冬紅葉(ふゆもみじ)
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