夢追い

ハイウェイの 見える部屋
灯りがぼやけて淡い海を描く
指先が髪を離れて あなたの背中がゆれてる
わがままなやつだと叱って
そばにいてほしいの こんな夜は
あなたに もたれたまま きらめく夜明けを見たいの

冷えたロゼ こぼれおちて
やさしく流れた時が そっと止まる
きまぐれな恋と知っても 今夜は一人にしないで
たぶん声にさえもならずに
だまって手を離す私でしょう
寄せては返してゆく 波間に想いは乱れて

つかの間の夢でもいいから
そばにいてほしいの こんな夜は
あなたに もたれたまま きらめく夜明けを見たいの
もたれて夢を見たいの
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