グッバイ

電車が走ってく
ぼくを乗せて 夕陽をぬけて
あなたがいなくなった
シートがひんやり冷たいけど

やることだってあるし
悩むのだって疲れたし
ぼくはひとりきりで
もう大丈夫だよ

ああ あなたが 大好きで
大好きで さよならしたんだ
ああ あなたが さびしくなったら
いつでも どこかの駅で
乗ってきてもいいからね

あなたの白い手も
茶色い目も ボーダーのシャツも
浮かんで消えるだけ
もう許してはくれないかなぁ

そういえば告白は
この電車の中でした
ぼくは世界で一番
ドキドキしてたよ

ああ あなたが 大好きで
大好きで さよならしたんだ
ああ あなたの イタズラに
笑う顔が 弱いぼくの胸を
しめつけて苦しいんだよ

ああ あなたに 会いたいなんて
1mmも言えないけど
ああ タイムマシンがあればなんて
1mmも言わないけど

もう さよならさ 会えてほんとうに
ぼくは幸せだったよ
もし あなたが くるしくなったときは
いつだって
となりで 腕をつかんで
甘えておくれよ
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