ぼくのたからもの

思い出す春の日 空港の隅で
手を振るおばあは 小さく見えた

元気にしてるかな 電話もしてないな
こっちは雪になりそうだよ ツンダーサー

さとうきびもない 赤瓦もない おかえりなさいも
三線もない 方言もない 隣の人さえ知らない
おばあがくれたお守り今も 僕に元気を
僕に元気をくれる

駅からの帰り道 コンビニ寄って
お弁当買って いつもの立ち読み

ひとりのアパートの ソファに寝転んだ
聞こえてくるのは テレビの音だけ ツンダーサー

コンクリートの高層ビル街 先急ぐ人たち
身動き取れない満員電車 スクランブル交差点
おばあがくれたお守り今も 僕に勇気を
僕に勇気をくれる

離れて知った ふるさとの温かさ
離れて知った 家族のやさしさ
掌の小さなお守り見つめた
いつだって ひとりじゃない

さとうきびもない 赤瓦もない おかえりなさいも
三線もない 方言もない 隣の人さえ知らない
おばあがくれたお守りずっと 僕に元気を
僕に元気を

コンクリートの高層ビル街 先急ぐ人たち
身動き取れない満員電車 スクランブル交差点
おばあがくれたお守りずっと 僕に勇気を
僕に勇気をくれる

ぼくのたからもの
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