旅の隊商

駱駝の背なに ゆられ行く
旅のお方の 横顔に
なぜか冷たい 月の影

辿る足跡 一つずつ
風が消しゆく 寂しさよ
何処まで続く 砂漠やら

遠い地の果(はて) 空の涯(はて)
砂丘を染めて 日が落ちりゃ
なぜか眠れぬ 夜がつづく

一つ丘越え また一つ
旅のキャラバン 遥々(はるばる)と
何を求めて 行くのやら
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