男のブルース

ネオンは巷(まち)に まぶしかろうと
胸は谷間だ 風も吹く
男ならばと 耐(こら)えちゃみたが
恋の傷手(いたで)が 命とり

涙がじんと にじんで来たよ
俺もやっぱり 人の子か
たかがひとりの 女のためと
向けた背中で ジャズが泣く

夜更けの風に 流され押され
くぐる酒場の はしご酒
いいよ いいんだ 今夜は呑もう
呑めば辛さも 晴れようもの
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