暗闇の帝王(ふくろうと黒猫)

氷河に吠えるは 片目の狼か
琥珀の眼玉は 俺の自慢の戦利品
俺の右肩 いまでも疼くのは
赤い血染めた 闇の銀世界

月の刃に照らされて
背中に叫ぶは銀の風
耳を澄ませば遥かなあのまたたきは
お前の右眼か瑠璃の星

今夜もお前はうっとり
咽喉を鳴らしてみあげてる

俺の心臓 頭をつけなよ
爪をがっちり その眼を閉じて

俺の羽毛に 歌うは銀の笛
よしよしいい娘だ 笑顔のままで
夢のつづきを目覚めた時にゃ~
お前の胸には あの瑠璃の星
俺は梟 暗闇の帝王
お前は黒猫 暗闇の女王
ホーホーホーホーホーホーホーホー
ホーホーホーホーホーホーホーホー
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