チロみたい

そんな風に目を 細めて愛しそうに 見つめないで
ずいぶん外との 温度が違うみたい 雲が曇ってる

流れる街の灯りだけ
ぼんやり霞んで 輝やいてる

まるで雲を帯びた月のよう
まるで愛を帯びた目のよう
隣で小さな寝息が聞こえる

君は雲を帯びた月のよう
君は愛を帯びた瞳のよう
次の駅で離ればなれ ベイベー

ドアの横に立つ 小さな男の子 窓をこすってる
その1つの窓から ふいにこぼれる光 小さな三日月

見えたり見えなくなったり
三日月の温度 感じてる

まるで熱を帯びた夜のよう
まるで愛を帯びた目のよう
隣にぬくもりがまだ残ってる

ゆっくりそれを手に取り
この夜に投げるんだ
今はどこで何を見つめてるの? ベイベー

チロみたい
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