ひとりぼっちのお祭り

西の方に 行けたなら
僕は カリカリと 西瓜を食べる
残った種が スクスクと伸びて
心の中に 育っていくだろう
擦切れた レコードと うずもれたタマシイが
ひとりぼっちで うかれだして
寂しいお祭りを始めるだろう

西の方に 行けたなら
僕は カリカリと 西瓜を食べる
黒い大きな サングラスで
やっと僕は お日様からのがれて
ひとりぼっちは嫌だけど やさしい言葉もいらないさ
広い砂漠の 真ン中で
寂しいお祭りを始めるだろう
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