太陽の扉

とまらない想いを持て余したままで
吐き出すことすら難しくて
気持ちが先走った身体を
夜風にそっとあずけた

夏の雲も冬の木枯らしも
未知の場所へ僕らを連れてく
加速度増し通り過ぎる日々に
信じるものを無くさないように

この道を僕らそれぞれに
荷物抱え進んでゆく
太陽の扉 手をかけ歩く姿
旅人達のようだね

あの頃僕らが夢に見たものの
続きを今も君に話せるよ
夜通し語り合った言葉は
変わらず心で揺れてるよ

月の明かり空を貫いて
隔たりなく世界中を包め
僕らの身にやがて降る未来に
息づくものを強く照らして

ぬくもりを探し求めて
進む道は続いてゆく
アスファルト 足を踏み出し歩くことを
ためらわないでいたいから

この道を僕らそれぞれに
荷物抱え進んでゆく
太陽の扉 手をかけ歩く姿
旅人達のようだね
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