茨ノ楽園

目覚めを導いた
風の中で響く声に呼ばれ
箱庭を閉ざした空が
哀しみに染まっていく

独り謳う 茨の鳥籠
羽を奪われ運命は狂い出す

崩壊(くず)れる世界の果てで
絶望に捉(つか)まるとしても
現実(リアル)と幻想(ユメ)を断ち切る剣に誓う
最期まで君の未来(あす)を守ると

自由を知らぬまま
見上げていた夜の流れ星が
箱庭に隠した
嘘と真実を塗り替える

独り眠る 茨の揺り籠
願うだけでは何ひとつ変わらない

壊れた世界に咲いた永遠の花を捧げよう
痛みも苦しみもなく
その楽園は微笑んだ君の影も歪めた

誰も居ない 空ろな鳥籠
羽を信じて運命へ飛び立った

いつしか 崩壊(くず)れた世界の果てに
永遠の別れが待とうと
現実(リアル)と幻想(ユメ)を繋いだ剣を抱いて
最期まで君の未来(あす)を 魂を 守ると
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