直径12センチの円盤に

昔は子供の手の平程度 尺にして8センチメートル
カセットに録音して 歌えて笑えてよかったな

押入れしまった長方形の パッケージは色褪せても
好きだったあの音色 何ひとつ変わらないな

圧縮したり分散したり 今何か失ってる気がしたり
そんな時代 僕ら音を奏で合う

直径12センチの円盤に 僕らは音と想い詰め込んで
多くへ遠くへ 届くはずって願って
傷つけば駄目になっちゃうけど 傷は癒せるように
今日もどこかでグルグルと回ってる

何が表で何が裏なのか 今ではぼやけた暗闇の中
本当の正解なんて 紙一重と思うけどね

表に針を刺して聞いた音 今では裏に見えない光が
なんだか社会の縮図で 土台は影に埋もれてくね

形さえない 色だってない 音と言葉を彩りの形に
命を宿したそれぞれの祈り

直径12センチの円盤に 僕らは夢と願い詰め込んで
まだ見ぬ誰かへ 旅立ってくれって願って
もう古くさいと言われる日が 側に来てるのかもね
でも僕らはこの時代に育ったんだ

壊れやすくて 傷つきやすいけど
七色の光放つこの奇跡に まだ大きな可能性を信じてる

直径12センチの円盤に 僕らは音と想い詰め込んで
多くへ遠くへ 届くはずって願って
傷つけば駄目になっちゃうけど 傷は癒せるように
今日もどこかでグルグルと回っていて...
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