ふたり華

俺が選んだ 明日の夢に
おまえは黙って ついてくる
真冬の陽射しの 薄さにも
心を温めて 生きるやつ
いつかは 咲かそう あゝふたり華

雲が流れる 故郷の空へ
涙を焦がして 陽が落ちる
おふくろみたいに 世話をやく
おまえと帰ろう いつの日か
ふる里 あの町 あゝ冬景色

街の灯りに 寄り添う影を
冷たく濡らすな 夜の雨
しあわせあげると つぶやけば
背中に甘えて 微笑んだ
おまえと 咲かそう あゝふたり華
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