あかね雲

運命(さだめ)の道か 悲しみが重い
おんなは涙 花なのか
ネオン焼けした この手の指で
幸せを 幸せを 探してた
今もまだ 愛しいと
思う人が 一人いる
遠い日暮れの あかね雲

明日に夢が ひとつでもあれば
女は耐えて 生きられる
酒で磨いた 不幸のしるし
白い指 赤い爪 泣けてくる
風花が 風花が
胸の中に 降りしきる
遠い日暮れの あかね雲

いつしか時雨 消えてゆくけれど
流れる雲は 生きている
辛い過去(むかし)の その後(あと)からは
幸せが 幸せが 待っている
一筋に 信じたい
生きるために 信じたい
遠い日暮れの あかね雲
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