俺のこの胸で

やつれたみたいだね 昔より
背中の薄さを 抱きしめる
東京へ発(た)った あの日から
俺もおまえの 噂さがしてた
泣くがいい
泣くがいい 俺のこの胸で

なんにも言わなくて いいんだよ
あの日があるから 今がある
汽車が出た駅で 降る雪を
ひとり眺めて 俺も泣いたんだ
泣くがいい
泣くがいい 俺のこの胸で

忘れたことなんか なかったよ
おまえに逢えると 信じてた
北風に耐えて 咲いた花
愛のつづきを 命かれるまで
泣くがいい
泣くがいい 俺のこの胸で
×