浜撫子

どこへ行こうと 後追いかける
風のうわさは 影法師
当てにならない 帰りを待って
部屋も変わらず 居ると言う
なでしこ なでしこ 浜撫子に
お前の面影 想い出す

旅の支度を 手伝いながら
つくり笑顔の 陰なみだ
勝手気ままな 男の夢は
いつも女にゃ 罪つくり
なでしこ なでしこ 浜撫子を
お前に見立てて 詫び心

同じようでも 女の夢は
ほんの束の間 盛りなら
馬鹿な男に 操を立てず
早く掴めよ しあわせを
なでしこ なでしこ 浜撫子に
お前に託した 言伝てを
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