黒の中の赤

この涙は なぜに溢れるのか?
傷ついた心が なおも傷ついて

人は誰も 過ち越える時に
弱さだけの気持ちにも 鞭打つような日々

儚いことの 渦に光を 求めて彷徨い歩いた
胸の情熱の炎も消え失せてく
こんなに辛くとも 壊さなきゃならない

いつも胸の中に 作っていた
霧のような逃げ場所に 赤い血の翼

痛みだけが 命つないでいる
あの喜びも幸せも 幻想にすぎない

愚かな幻だけ 信じていた 嘘つきにはもう慣れてた
盲目の天使が暗闇を飛んでいた
それがこの悲劇 作ってしまったのか…

傷ついてきた分だけ 大人にもしなるなら あの時間は
無駄じゃなかったそう思いたいけれども
黒の中の赤い ひとしずくの涙…

闇の中の血のよう…
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