ぬいぐるみのうた

キミのパパとママに連れられて
ボクはキミの元へと向かったんだ
そのときは何も分かってなかったけど
それがボクの運命のはじまりだったと
今になってそう思うんだ

笑顔で迎えてくれたね
表情に出せないから伝わらないかもしれないけれど
本当に嬉しかったんだよ

もしも一人で泣きそうになってもボクがそばにいるよ
話を聞くよ 一人にさせないよずっと
それだけは約束する
たとえ言葉を交わせなくても
きっと大丈夫だよ
時が経ってもずっと変わらないもの
ボクとキミだけが知ってるアイコトバ

少し大きくなったキミは
新しいトモダチがたくさん出来て
勉強も遊びも忙しいかな。。

手を握られることもなくなった
頭をなでられることも
ギュッってされて一緒に寝ることさえも
もう二度とないのかな

もしも一人で泣きそうになってもボクがそばにいるよ
話を聞くよ 一人にさせないよずっと
それだけは約束する
たとえ言葉を交わせなくても
きっと大丈夫だよ
時が経ってもずっと変わらないもの
ボクとキミだけが知ってる

キミのいる場所
ボクのいる場所
二つが交わるところを
探してたのはボクの方で
変わらない何かを求めては
楽しかった日々を思い返す

もしも一人で泣きそうになったとしても
話を聞くよ
そばにいるよ
話を聞いてそばにいてあげることしか
出来ないから本当に悔しいんだ

ボクは言葉を交わせない
ただの“ぬいぐるみ”だけど
キミの本当をよく知ってるつもりだよ
これからもキミのそばにいさせてよ

ボクの最初で最後のトモダチへ
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