日の名残り

シャッターが降りた街の 通りを猫が歩いてく
錆びついた夕暮れが 時の流れを止める

マフラーをきつく巻いて 冷たい風と歩いてく
訪れるべき場所は もうここにはないけど

流れる季節が 全ての景色を変えても
僕らは新しい場所で 夢を信じてる
いつかは消えてく 輝いてる日の名残りを
いつまでも忘れないように そっと見つめてる

止まって空を見上げ 冷たい風を吸い込んだ
アスファルトの匂いが いつか街を埋めてる

願い事はいくつか どこかに置いて来たけれど
今でも空の色は 褪せることはないから

流れる季節が 全ての景色を変えても
僕らは新しい場所で 夢を信じてる
去りゆく光が いつか夜に包まれても
どこかで新しい朝が 今日も生まれてる

目の前の宝物を どんなに拾っても
使い捨ての毎日じゃ 何が残るんだろう

流れる季節が 全ての景色を変えても
僕らの新しい場所で 夢は続いてく
言葉に出来ない 痛みのような懐かしさを
いつまでも忘れないように 今日を繋いでく
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