L'OMBRE DES DOUTES
曲り切れないカーブ
せせら笑いで近づくシャドウ
うまくかわしたはずが
どこでつきとめたのさ
絶望的なめまいの嵐
すれ違うシャネルに
振り向いたあの夜から
落ちていたのか 罠に
小さな瞳に慣れすぎた心は嘆く
今さら罪を悔やみはしない
苦しまぎれに祈っても孤独は止まず
流されるまま 沈んでゆくさ
バラの夜明けと共に
甘い夢さえ忘れ
微笑みながら傷つけ合う街
狂い出す時計は
すぐそこへたどり着いた
世紀末の合図
敵も味方も見抜けない獣ばかりが
支配しているこの世の悲劇
もう天使にも悪魔にも手には負えない
廃墟のようなうつろな瞳
ただ一度も愛さずに生きてた奴に
未来を唄う資格などない
本音はただのわがままと耳さえ貸さず
後ろに迫る炎に身を焦がす
弱さを隠し胸を張る だれもがピエロ
思いがけない涙はタブー
いつもだれかに見られてる気配の中で
自分の姿 忘れてしまうのさ
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