そこからがパラダイス

河の流れへ舟を出し
酔っぱらい男が泣きながら
からっぽの頭でこぎ出せば
ひとりぼっちへ舞い戻る

白い三日月の光は おまえが愛した女
風が巻き上げる砂漠は おまえが夢見た所
捨てながら行きな そこからがパラダイス

愛の奇跡をあきらめた 男と女が抱きあえば
やすらぐ身体のその奥で ざわめく生命がよみがえる

黄金色の陽が昇る 涙を見せてる女
はるかな世界へほほえみ おまえを見送るはずさ
捨てながら行きな そこからがパラダイス
捨てながら行きな そこからがパラダイス
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