ひとりぼっちのジェイ婆さん

ひとりぼっちのミセス・ジェン

ミセス・Jを知ってるだろう 老人ホームの……
寄る年波の 流れに乗せて 船を漕ぎ
人生の旅を 密かに渡ってる
誰も意識させず ひとりで……

ミセス・Jは淋しいけれど 泣かないさ
涙がみんな 泉の果てに 枯れたから
青春の夢のかけらを 追い駈けて
誰も意識させずに 生きる

ミセス・Jを知ってるだろう 老人ホームの……
眼鏡をかけた 前歯のかけた 白い髪
青春と恋をむさぼる 人々も
誰も意識させず ひとりで……

ミセス・Jに触れあうたびに 僕だけは
考えるのさ なんとはなしに 意味もなく
人生の行きつくとこは どこだろうと
そうさ 知りたくなるのさ(考えるのさ)
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