まぼろしの絵

なんとなく悲しくて
冬の渚を歩く
波の音がささやく何か――
それは愛の終わりを
告げるひとつのメロディー
果てしない旅に出る
(私なの)

いつか知らずに
涙がゆれ
海がかすんでみえる
青いあなたの影が
まぼろしの絵のように
冬の渚をそっと
通りゆく――

いつか知らずに
涙がゆれ
海がかすんでみえる
青いあなたの影が
まぼろしの絵のように
冬の渚をそっと
通りゆく――
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